スラムダンクの【山王戦は何巻に収録？】通常版・新装版・完全版の違いを徹底解説!!

スラムダンクの漫画には『通常版』『完全版』『新装版』の3つがあります。この記事では映画で話題となった山王工業戦が、それぞれのどの巻に収録されているのか解説しています。

湘北高校と山王工業高校が激突するこの試合は、スラムダンクのクライマックスともいえる名勝負です。

本記事では、それぞれの収録巻のほかに、アニメでは山王戦があるのか。そして幻のイベントとなった『あれから10日後-』完全版の内容についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

山王戦は何巻？通常版・新装版・完全版の違い

通常版での収録巻

スラムダンクの山王戦は、通常版のコミックスでは25巻から31巻に収録されています。湘北高校が最強の山王工業高校に挑む物語のクライマックスです。

通常版のコミックスは、全31巻で完結しており、もっとも広く普及しているバージョンです。そのため、スラムダンクを初めて読む人でも手に入りやすく、物語の流れを当時のまま楽しめます。

一方で、通常版は1冊あたりのページ数が比較的少ないため、何冊も集める必要があるという点には注意が必要です。また、表紙デザインは連載当時のままなので、最新のデザインを好む人にとってはやや古く感じるかもしれません。

とはいえ、ストーリーや内容自体は他のバージョンと変わらないため、スラムダンクを当時の形で楽しみたい人には最適な選択肢となるでしょう。

新装版での収録巻　デザインや収録内容のちがい

新装版では、スラムダンクの山王戦は16巻から20巻に収録されています。このバージョンは、通常版よりもページ数が増えており、全20巻で完結する仕様になっています。そのため、通常版よりも少ない巻数でスラムダンクを読めるというメリットがあります。

デザイン面では、全巻の表紙イラストが新たに描き下ろされているのが特徴です。キャラクターの魅力がより際立つビジュアルになっており、コレクションとしても人気があります。また、紙質が向上しているため、より鮮明な印刷でイラストを楽しめるのもポイントです。

ただし、巻数が少なくなったことで、各巻の厚みが増しているため、人によっては読みづらさを感じるかもしれません。また、通常版と比べて中古市場での流通量が少ないため、手に入りにくい場合があります。

新装版はデザインの新しさやコンパクトな巻数で楽しみたい人におすすめのバージョンです。一方で、従来の分冊スタイルで読みたい場合は、通常版を選ぶのがよいでしょう。

完全版での収録巻　サイズや画質のちがい

スラムダンクの完全版では、山王戦は20巻から24巻に収録されています。完全版は、通常版や新装版と比べて1冊のサイズが大きく、より高品質な印刷で描かれているのが特徴です。そのため、試合の迫力やキャラクターの表情がより鮮明に伝わり、臨場感を持って楽しめます。

また、完全版は全24巻で構成されており、通常版より巻数が少なく、新装版と比較するとやや多めのバランスになっています。表紙デザインも新たに描き下ろされ、統一感のあるスタイリッシュなデザインが採用されているため、コレクションとしても魅力的です。

一方で、サイズが大きいため持ち運びには向かない点には注意が必要です。また、価格も通常版より高めに設定されているため、コストを抑えたい人にとっては購入をためらう要因になるかもしれません。

このように、完全版はスラムダンクの名シーンを大きく美しい画質で楽しみたい人向けのバージョンです。特に山王戦の激しい攻防や選手たちの躍動感を最大限に味わいたいなら、完全版は最適な選択肢といえるでしょう。

アニメは何話？

スラムダンクのアニメでは、山王戦は描かれていません。アニメ版は、原作の22巻・197話までの内容を映像化しており、湘北高校が全国大会へ向かう場面で終了しています。そのため、アニメだけを視聴した人は、山王戦がどのような試合だったのか知ることができません。

この理由として、アニメの放送が原作連載中に終了したことが挙げられます。アニメ化の進行が原作のストーリーに追いつくことを避けるため、アニメオリジナルのエピソードを加えながら放送されていましたが、全国大会編には進まずに終わったのです。

しかし、2022年公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』では、山王戦が新たなアニメーション作品として描かれました。映画は原作を基にしながらも、主人公・宮城リョータの視点を中心にした構成となっており、これまでのアニメ版とは異なるアプローチが取られています。

このように、山王戦を映像として楽しみたい場合は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観るのが唯一の方法です。原作を読んでから映画を観ると、より一層物語の魅力を深く味わえるでしょう。

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山王戦は何巻？試合の見どころと関連作品

王者は何連覇している？最強チームの実績

山王工業高校は、インターハイで3連覇を達成している全国最強の高校バスケットボールチームです。スラムダンクの作中では、絶対王者として描かれ、圧倒的な実力を誇るチームとして湘北高校の前に立ちはだかります。

その強さの理由として、全国トップクラスの選手が揃っていること、そして完成度の高いチーム戦術が確立されていることが挙げられます。

特に、エースの沢北栄治やキャプテンの深津一成を中心に、個々の能力が突出しているだけでなく、チーム全体の連携も完璧である点が最大の強みです。

さらに、過去3年間の全国大会で優勝し続けた実績があるため、「倒すのは不可能」とまで言われるほどの存在になっています。実際に、試合前の湘北メンバーの間でも、山王を相手に勝てるイメージを持つことがむずかしい状況でした。

しかし、湘北はそんな最強チームを相手に、最後まで諦めずに挑み続けることで歴史に残る激戦を繰り広げることになります。山王工業は作中で最強の高校として描かれていますが、同時にその圧倒的な強さを前にしても勝利の意志を持ち続ける湘北の姿が、多くの読者に感動を与えました。

スラムダンクの山王戦は何回戦？

スラムダンクの山王戦は、全国大会の2回戦で行われています。湘北高校は県大会を勝ち抜き、全国大会1回戦では豊玉高校と対戦。その後、最強の山王工業高校と2回戦で激突することになります。

通常、全国大会の強豪校は初戦で格下のチームと戦うことが多いですが、湘北はトーナメントの組み合わせによっていきなり王者・山王工業とぶつかることになったのです。

試合の展開としては、序盤こそリードして折り返したものの、後半開始から山王が圧倒的な力を見せつけ、湘北は大きくリードを許します。しかし、試合が進むにつれて湘北は徐々に盛り返し、試合終盤にはどちらが勝ってもおかしくない緊迫した展開となります。

山王戦はスラムダンクの中でも最も熱く、感動的な試合とされており、選手たちの成長やチームワークの重要性が描かれています。特に、桜木花道や流川楓の活躍、三井寿のスリーポイントシュート、赤木剛憲のリーダーシップなど、すべてのキャラクターが持ち味を発揮する試合として、多くのファンの心に残る名シーンが満載です。

山王戦は、スラムダンクの物語の集大成とも言える重要な試合になっています。

山王戦の魅力とは？湘北の成長と感動のラスト

山王戦は、スラムダンクの物語の中でも最も白熱し、感動を呼ぶ試合として知られています。作者の井上雄彦氏が「これ以上の試合は書けない」と言ったほど。

全国大会の2回戦で、湘北高校が絶対王者・山王工業高校に挑むこの試合は、単なるスポーツの試合ではなく、選手たちの成長や仲間との絆が描かれる重要な場面となっています。

試合序盤は、圧倒的な実力を誇る山王相手に一歩も引かず、湘北はリードして後半をむかえます。しかし、後半から王者の本領を発揮しはじめ、次第に大差がつきます。

しかし、湘北のメンバーはあきらめずに挑み続け、試合を通じて選手一人ひとりが大きく成長する姿が描かれるのが、この試合の最大の魅力です。特に、以下のような場面が読者の心を打ちます。

• 桜木花道の成長
  もともとバスケット未経験だった桜木が、この試合で「チームのために戦う」ことの意味を理解します。強敵との試合で持っていたポテンシャルがついに開放されました。そのジャンプ力は山王工業のスタメンでさえ、手も足もでないほど。リバウンドをもぎ取る姿は彼の成長を象徴する名シーンです。
  
• 流川楓のプレーの幅が広がった
  流川はエースとして個人プレーを貫いていましたが、この試合でパスすることの重要性をおぼえました。パスかドリブルかわからないからディフェンスは迷う。そして見事に沢北を抜き去りました。
  
• 三井寿の執念
  三井は、試合序盤、中盤、終盤、なんども重要なスリーポイントシュートを決め、湘北を奮い立たせます。結果だけを見れば三井が決めた得点は、湘北トップの「25点」。バテたと思ったらスリーポイントを連発する、相手には恐ろしい存在です。
  
• 赤木剛憲のリーダーシップ
  キャプテンとしてチームを支え続け、「俺が負けるわけにはいかん」と山王の強力なセンター陣と渡り合う姿が印象的です。しかし、山王工業の河田はそんな赤木を上回るバケモノです。赤木はいい意味で開き直り、「俺は負けてもいい。だが、湘北は負けん」とチームプレイに徹することとなります。

そして試合のラストは、湘北がわずか1点差で勝利を納めるという劇的な結末を迎えます。湘北は決して実力で山王を上回ったわけではなく、「諦めない気持ち」と「仲間との絆」が勝利を引き寄せたのです。

スラムダンク『あれから10日後-』完全版とは何？

スラムダンク『あれから10日後-』完全版は、スラムダンク本編の最終回から10日後の湘北メンバーの様子を描いた短編作品です。この作品は、2004年に開催された特別展示イベントのために、井上雄彦先生が黒板に直接描いたものが原作となっています。

内容は、湘北高校の選手たちが全国大会を終えた後の姿を描いたもので、本編では描かれなかった「その後の物語」を知ることができます。例えば、桜木花道のリハビリの様子や、三井寿が新たな決意を持つシーンなど、各キャラクターの未来に関するヒントが詰まっているのが特徴です。

この作品は、当初は展示イベントでしか見ることができませんでしたが、その後、単行本として発売されることになりました。完全版として出版されたことで、イベントに参加できなかったファンも楽しめるようになり、スラムダンクの物語をより深く味わうことができます。

ただし、本編のような試合の描写はなく、ストーリー自体も短いため、「続編」としてのボリュームを期待すると物足りなく感じるかもしれません。しかし、スラムダンクの世界観をより深く理解したい人にとっては、貴重な作品であり、ファン必見の一冊といえるでしょう。

『あれから10日後-』完全版は、スラムダンクの物語の余韻を楽しみたい人や、キャラクターたちのその後を知りたい人にとって価値のある作品です。

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山王戦 何巻に収録されているか・まとめ

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スラムダンクは、バスケットボール漫画の名作として今なお多くの人に愛され続けています。また、その高い人気にともなって、多くのコミックやグッズが発売されており、楽しみかたも様々です。

一方で楽しみかたが多いために、人によってはどれを選ぶか迷ってしまうかもしれません。

以下のページではスラムダンクを楽しむために、漫画家イラスト集などをわかりやすくまとめています。

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